【白河小峰城】
白河小峰城は、南北朝時代の1340年に、結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりと
される。
1590年(天正18年)城主の白河結城氏が豊臣秀吉の奥州仕置により改易されると、その後、この地は会津
領となり、蒲生氏、続いて上杉氏、再度、蒲生氏が支配した。
1627年(寛永4年)丹羽長重が10万石で棚倉城から移封され、幕命により、寛永6年より城郭の大改築に
着手、4年の歳月を費やして1632年(寛永9年)に完成した。
その後丹羽氏、榊原氏、本多氏、奥平氏、越前松平氏、久松松平氏、阿部氏と7家21代の城主の交代があった
が1867年(慶応3年)最後の阿部氏が棚倉に移封された後、白河藩は幕領となり城郭は二本松藩丹羽氏の
預かるところとなる。
1868年(慶応4年)、白河小峰城は戊辰戦争で奥羽越列藩同盟軍と新政府軍との激しい攻防の舞台となり、
5月1日、大半を焼失し落城した。
2006年(平成18年)4月6日、日本100名城に選定された。