【大善寺】

奈良時代、行基によって開山された。当初は修験道当山派の寺であったが、1618年(元和4年)に徹岸によって
曹洞宗に転宗した

当寺の本尊は阿弥陀如来であるが、修験道時代は「不動院」の院号が物語るように不動明王であったと推測される。
この不動明王像は、衣笠城を築城した三浦為通が城内に安置したもので、敵が放つ矢を受け止めたことから「箭執
(やとり)不動」と呼ばれている