【大光院】

慶長18年(1613年)、徳川家康が先祖とする新田義重を祀るために呑龍を招聘して創建。
境内裏には、新田義重や呑龍の墓がある。義重は九条兼実に従い法然上人に帰依した。
建久6年(1195年)3月に寺尾城内に大光院を建立した。時を経て、家康は観智国師・土井利勝・成瀬正成に遺跡
を探させ、墓石と礎石などをここに移した。
呑龍は当時、多くの子どもが間引かれて殺されていたことを悲しみ、これらの子どもを弟子として引き取って育てた
ため、後世の人々から子育て呑龍と慕われた。
大光院正面の大手門は徳川家康の大坂城落城の日の当日に落成したため、吉祥門と名づけられたという。